『湯田 淳氏 特別講演会』を開催

 令和元(2019)年5月27日(月)14時30分から、八戸学院大学5号館2F520講義室にて、本学の学生・運動部指導者・教員及び関係者を対象に、日本スケート連盟スピードスケート強化部長の湯田 淳氏による特別講演会を開催しました。湯田氏は、八戸市屋内スケート場(YSアリーナ)の視察もされ、特別に本学でご講演いただきました。

 

 今回は『スピードスケート日本代表チーム復活を支えた医・科学サポート』と題してご講演いただき、医・科学での具体的なサポート方法や競技間連携の事例をお話いただき、「具体的な目標の設定、競技現場における課題の抽出、科学的側面からの改善策の検討、トレーニング活動の一部として医・科学の位置づけ(徹底活用)が重要である」と述べられました。また、「どれだけ環境を整備しても選手の意識が伴わなければ良い結果に繋がらない、高い意識・自律した意識を持つ選手が伸びていく」とも述べられました。

 

◆湯田 淳 氏

スピードスケート競技引退後、2000年よりスピードスケート強化部の科学担当者としてオリンピックを始め多くの国際大会に帯同。体力トレーニング論で修士号を取得後、バイオメカニクスで博士号を取得し、研究と現場サポートとの両立を目指してスピードスケートに関わる。2014年よりスピードスケート強化部長に就任し、平昌オリンピックでは監督としてスピードスケート陣を指揮。(公財)日本スケート連盟理事、科学委員長、スピードスケート強化部長。日本女子体育大学教授。